【凸リポ】株式会社ロッテ「ビックリマンチョコ」
目次
❚ 気になる企業を凸撃訪問! トツゲキリポーター
Z世代に人気の商品やサービスはいったいどのように誕生しているのでしょうか?気になる企業に凸撃し、人気商品の特徴や制作秘話をインタビューする『凸リポ』。実際に就職や業界に興味を持っているZ世代がリポーターとなり企業を訪問します。
第四回の凸リポで訪問するのは、お菓子やアイスクリーム、健康食品などの製造・販売を行っている株式会社ロッテです。Z世代を代表して今回トツゲキリポーターを担当するのは俳優として活躍中の弦間哲心くん。世代を超えて愛されている「ビックリマンチョコ」をはじめとした、人気のお菓子について担当の本原さんにインタビューを行いました!
(左から本原さん(ロッテ)、弦間くん、平野さん(ロッテ))
❚幅広い世代から愛されるロングセラー商品多数! Z世代も大好きなお菓子を生み出すロッテに凸リポ!
1948年の設立以降、株式会社ロッテはチューイングガムの製造・販売からチョコレートやキャンディ、アイスクリームと次々にお菓子文化を提案し、今では幅広い世代から愛されるさまざまなヒット商品を生み出しているお菓子メーカーです。
Z世代に人気の「トッポ」や「コアラのマーチ」、「パイの実」などもロッテの商品。中でも「トッポ」は現在女子高生と共創する取り組みも行っており、実際に学園祭という形でのリアルイベントも予定されています。ロングセラー商品をより盛り上げていくという施策に興味津々なのはリポーターの弦間くん。今回は弦間くんも幼いころから大好きだったという「ビックリマンチョコ」について凸リポです!
❚存続をかけた最終企画だったビックリマンチョコ「悪魔VS天使」シリーズ
弦間:リポーターの弦間哲心です!今日はよろしくお願いします。
本原:株式会社ロッテの本原です。こちらこそよろしくお願いします。なんでも聞いてくださいね。
弦間:ありがとうございます!実は、父の影響で子どものころからビックリマンチョコが大好きだったんです!今日は長年愛される理由についても、ぜひ教えてもらいたいです。
本原:ビックリマンチョコは1977年に誕生し、現在販売している新作は36弾になります。もともとはドッキリシールをオマケとして封入していたんですよ。
弦間:ドッキリシールですか?
本原:例えば透明なシールに画鋲の絵が描いているものとかですね。これが机とかに貼っているとドッキリするじゃないですか(笑)。
弦間:確かに!キャラクターの印象が強いから、全然知りませんでした。
本原:「悪魔VS天使」ですね。実は「悪魔VS天使」シリーズはビックリマンチョコの存続をかけて、最終企画として登場したんですよ。1985年の発表以降、イラストレーターも同じ人にずっとお願いをしているんです。
弦間:最終企画だったんですね。ヒットの秘訣はなんだったと考えますか???
本原:マーケティングを考えていく中で、お客さんがビックリマンチョコを買った時のドキドキ感を大切にしています。どんなキャラクターが出てくるのか、という体験を楽しんでもらえたのがよかったですね。シールをコレクションしたり、友だちと交換したり・・・いろいろな形で遊んでもらえたと思います。
弦間:僕はシールのキャラクター同士を戦わせて遊んでいました!自分で攻撃とかも考えるんですよ。懐かしいな〜。
本原:販売当時に好きだった人が今でも懐かしんで買ってくれるケースも多いので、弦間くんのようにお父さんの影響で今楽しんでくれている若い人がいるのはうれしいですね。
❚コラボレーションすることでファン層を拡大相乗効果を狙ったプロモーションとは
弦間:ビックリマンチョコはいろいろなアニメや漫画とのコラボレーションも毎回話題ですよね。そういったコラボってどんな風に決まるんですか?
本原:昔から好きでいてくれている人だけじゃなく、今まで知らなかった人や名前は知っていても買ったことがなかった人にも楽しんでもらいたいと思っていました。僕自身も、メインの購買層よりは少し年代が下なので、どうやったら手に取りやすいのか考えた結果、いろいろな作品とコラボすることでその間口が広がると考えました。
弦間:実際にコラボする中で大変なことってなんですか?
本原:僕はマーケティング本部ブランド戦略部焼き菓子企画課というところに所属していて、商品の企画から完成、さらにプロモーションまで、幅広くビックリマンに関わるのが仕事です。コラボもどの作品と組むのかを考えるところから始めますが、最初は実績がないので大変でした。ありがたいことに今ではコラボしたいと向こうから言ってもらえることも多いんですよ。
弦間:結果で証明されたのですね!かっこいいです。
本原:ありがとうございます(笑)。実際に企画を進めていくと、キャラクターのイラストを完成させる苦労もあります。こちらで描いたイラストを監修してもらうので、時間がかかることも多いですね。
弦間:キャラクター同士がイラストの中でコラボすることもありますよね!
本原:そうなんです。ビックリマンチョコの代表的なキャラクターのひとつがスーパーゼウスで、「鬼滅の刃」とコラボしたときは我妻善逸とスーパーゼウスが同じポーズをしています。
弦間:コラボならではで楽しいですね。ほかにも思い出深いエピソードはありますか?
本原:例えばどのタイミングで販売するかは考えますね。劇場版「ONE PIECE FILM RED」とのコラボではあえて映画の公開日よりも販売日を遅らせました。そうすることで、映画をみて興味を持った人にも届けたいと思ったんです。
弦間:なるほど。「映画のあのキャラクターだ!」って今までファンじゃなかった人も興味を持ちますよね。
本原:そうなんです。まあこれは「ONE PIECE FILM RED」が絶対人気になると分かっていたからできたことですが(笑)。
弦間:ビックリマンチョコの長い歴史や今までの実績があるからこそ、いろいろなチャレンジができるんだなとお話を聞いて感じました。
本原:もちろん進化するためにいろいろなチャレンジはしていますが、変わらないこともあるんですよ。それがウエハースチョコです。昔に比べてサイズは大きく変わりましたが、変わらない味やおいしさは守っています。もともとはピーナッツをチョコレートに入れていましたが、アレルギーがある人にも食べてもらいたいということでビスケットクランチに変更したという違いはあるんですけど、昔と変わらないおいしさは同じです。
弦間:食べ応えがあっておいしいですよね! 僕も大好きです。より多くの人に届けるために心がけていることや施策はありますか?
本原:若い人たちにも楽しんでもらうために、市場調査も行っています。ある大学の購買でビックリマンチョコがたくさん売れているという話を聞いて、見に行ったこともあります。聞くと、サークルの集まりなどでこれを配って、話のネタにしていると言われました。
弦間:何が出た!とかみんなで言い合えるから、親しく会話するきっかけになりそうですね。
本原:リアルで会話する時のネタを探してるんだな、ということが分かって、そういったきっかけに使ってもらえてるのを知れたのは勉強になりました。「トッポ」という商品では実際にティーンとの共創を行っていて、一緒にプロモーション施策をすることもあります。推し活にかけるエネルギーや、コミュニティを作ることを楽しんでいることなど勉強になることが多いですね。
弦間:僕も今日は本原さんのお話を聞いて勉強になりました!
本原:ありがとうございます。これからもみなさんをビックリさせていきたいし、想像の斜め上をいけるような楽しい商品を作っていきたいです。最後になるんですが、ビックリマンチョコが好きな弦間さんだからこそ「創造ビックリマン」というサービスを使ってもらいたいんですが・・・。
弦間:え!これ自分でビックリマンのキャラクターが作れるんですか?やりたいです!
完成したキャラクターがこちら!
ポンタヌウスはまず名前の通り、タヌキとビックリマンチョコの象徴的キャラクターのゼウスを融合させたイメージで作りました!
ぽんぽこタヌキがゼウスに変身しているのを表したくて頭の上に葉っぱを乗せてみました。
ベルトが魚に見えたので魚と、手には鶏を持っていて
足にヒレをつけて、背中に羽を生やして魚と鶏のオマージュ的な感じになっています!
実は空も飛べるし、水の中も泳げる万能な子にしてみました!
お祭りのうちわはオマケです(笑)
創造ビックリマンはこちらから体験できます。
❚大好きなビックリマンの世界にどっぷり 聞きたいことをしっかり聞けたと満足そうな弦間くん
本原さんに紹介されたのはオリジナルの世界にひとつだけの自分好みのビックリマンキャラクターが作れる「創造ビックリマン」というサービスです。ホームページ上でベースになるキャラクターを選び、輪郭や顔のパーツを変更していくことでオリジナルのキャラクターが完成します。弦間くんは悩みながらも楽しそうにキャラクターを作成していました。
「ビックリマンチョコという有名な商品の背景に苦労やさまざまな施策があるというお話を聞けて、本当に勉強になりました!Z世代に届けるためにいろんな挑戦をしたり、コラボの実績を積んで大きな成果を出すというのは、俳優というお仕事をしている僕にも通じることもあると思いました。オーディションで何度も落ちても、そこで頑張っている姿を見てくれている人が他の作品に呼んでくれたということもあったので、その場ですぐに結果がでなくても努力し続けることは大切だなと改めて感じました。僕ももっと頑張ろうと思えたので、お話を聞けてよかったです!」
❚ TikTok動画
❚商品紹介
「ビックリマン」
今回紹介した商品はこちら
❚ 企業情報
株式会社ロッテ
1948年設立。
「私たちはみなさまから愛され、信頼される、よりよい製品やサービスを提供し、世界中の人々の豊かなくらしに貢献します。」という企業理念のもと、菓子・アイスの製造販売を中心とした事業活動を展開。
❚ リポーター情報
弦間哲心
2001年11月18日生まれ。
“日本一のイケメン高校生”を決める「男子高生ミスターコン2019」への出場をきっかけに、徐々に知名度を上げる。さらに、バラエティー番組「お願い!ランキング」(テレビ朝日系、毎週月~木曜 深夜0時45分~)内コーナー「高校生ニュース」への出演やABEMA『主役の椅子はオレの椅子シーズン2』で注目を集めた。
TikTok:https://www.tiktok.com/@t3ssh1n_1_1_1_8
Instagram:https://www.instagram.com/t3ssh1n_1_1_1_8/
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【文/西岡舞子 写真/笠野志緒里】
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