【凸リポ】カシオ計算機株式会社「MY G-SHOCK」
目次
❚ 気になる企業を凸撃訪問! トツゲキリポーター
Z世代に人気の商品やサービスはいったいどのように誕生しているのでしょうか?気になる企業に凸撃し、人気商品の特徴や制作秘話をインタビューする『凸リポ』。実際に就職や業界に興味を持っているZ世代がリポーターとなり企業を訪問します。
第二回の凸リポで訪問するのは、電卓や電子辞書、電子楽器、そして時計などを扱う電機メーカーのカシオ計算機株式会社です。Z世代を代表してトツゲキリポーターの大城みかちゃんが、人気の「G-SHOCK」を自分らしくカスタマイズできるサービス「MY G-SHOCK」について企画を担当した泉さんにインタビューを行いました!
❚ 自分だけのG-SHOCKが作れる! Z世代も注目のユニークなサービスを展開するカシオ計算機に凸リポ!
カシオ計算機株式会社は1957年に設立された電機メーカーです。電卓や電子辞書など生活や日常を便利にする商品を次々に開発・販売しているカシオ計算機。Z世代にもお馴染みのG-SHOCKも代表的な商品です。今回はそのG-SHOCKのカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」に注目しました!
1983年の発売以降、あらゆる衝撃に耐える時計として幅広い世代に愛されているG-SHOCK。耐衝撃、防水仕様になっているので、日常使いだけでなくアウトドアのシーンでも活用されています。このG-SHOCKを100億通り以上から自分好みの1本が作れるというのが「MY G-SHOCK」です。
❚ 使用シーンに合わせたオンリーワンのG-SHOCKが人気 カスタマイズサービス「MY G-SHOCK」とは
大城:リポーターの大城みかです。今日はよろしくお願いします!
泉:カシオ計算機株式会社の泉です。こちらこそよろしくお願いします。
大城:カシオ計算機にはいろいろな商品がありますが、泉さんはG-SHOCKの担当なんですよね?どんなお仕事をしているのか教えてください。
泉:カシオ計算機は電子機器を扱っているメーカーで、メインになっている事業には教育(電卓・電子辞書)や楽器、時計があります。僕はG-SHOCKの商品開発を担当しているので、商品のコンセプトを考えたり、構造やデザイン、機能、品質を担当するほかのチームとコミュニケーションをとりながら商品を作っています。
大城:いろいろなチームと連携しながら商品を作るんですね。改めてG-SHOCKの特徴を教えてください。
泉:G-SHOCKは耐衝撃に優れていて、防水性も高い時計です。またカラーバリエーションも豊富なので、そのタフさとファッション性を兼ね備えた時計です。最初に販売されたのが1983年なので、今年でデビュー40周年になるんですよ。
大城:40年!すごいですね。
泉:G-SHOCK40周年ということで、原点回帰するようなモデルも発表しました。今考えても一切の無駄を省いて、強さにこだわった初代モデルは魅力的だと思います。
大城:「MY G-SHOCK」はどういったサービスですか?
泉:「MY G-SHOCK」はG-SHOCKの定番デザインであるスクエアデザイン5600シリーズをベースに、自分の好きなパーツを組み合わせてオリジナルの1本を作っていただけるサービスです。ウェブ上でベゼル・バンド・フェイス・遊環などのパーツの色を選んでもらえるので、季節やファッションに合わせた自分好みのG-SHOCKが作れます。
大城:細かいパーツまで自分で選べるのが楽しいですね!泉さんは「MY G-SHOCK」のヒットの秘訣はなんだと思いますか?
泉:「MY G-SHOCK」には従来の男性ファンだけでなく、女性の購入者も多いという特徴があります。推しカラーという言葉もありますが、自分の好きなアイドルやキャラクターのテーマカラーを取り入れたいという人も最近は多いですよね。「MY G-SHOCK」を利用するとそういった人たちにも喜んでもらえる1本が作れるので、女性の利用者も増えたんじゃないでしょうか。ほかにも部活やチームの仲間とユニフォームに合わせたカラーでデザインしたり・・・使用するシーンに合わせた特別な時計が作れる、というところが受け入れられたんだと思います。
❚ 今までにないサービスにトライ&エラーの連続 コロナ禍ならではの苦労も
大城:サービスを完成させるまでに、どういった苦労がありましたか?
泉:今までのG-SHOCKは完成された商品をどうやってお客様に届けるか、という販売方法ですが、「MY G-SHOCK」はお客様と一緒に作ってそれをご自宅に届けるというサービスです。販売フローが全然違うので、すべて考えながらトライ&エラーを繰り返しました。毎年およそ900万本を世界中で販売している売り方と、ひとつの時計を一緒に作るというサービスは真逆ですよね(笑)。
大城:確かに!
泉:また「MY G-SHOCK」のローンチは2021年の10月と最初から決まっていました。ちょうど開発時期がコロナ禍だったので、それも大変だったんですよ。今までと同じように仕事ができないという苦労もありました。一方で、G-SHOCKを作っているのが山形の工場だったりもするので、遠方のチームと打ち合わせをするときにオンライン会議が便利だな、ということに気がついたりもしました。
大城:今までと違う状況で、新しいサービスを作るというのは大変そうですね。社内での反応はどうだったんですか?
泉:カスタマイズの重要性は認識していたので、オンリーワンの時計を作れるサービス、という点は期待されていたと思います。実際にサービスを開始してからも、性別や年齢を問わず多くの人が利用してくれています。
大城:泉さんは製品やサービスを考えるときに、どういったことを意識していますか?
泉:トレンドをきちんと意識するようにはしています。推し色を楽しんでいる人も多いと知っていたので、それが今回も反映されていますね。大城さんと今日お話しできているのも、僕にとってはインプットなんですよ。
大城:そうなんですか!?
泉:若い人たちがどういったものが好きなのかすごく気になります。本来はウェブサービスですが、今回はパーツをたくさん用意しているので、ぜひ大城さんのオンリーワンのG-SHOCKを作ってもらいたいです。
大城:さっきから気になっていたんです(笑)。ありがとうございます!
❚ 自分だけのG-SHOCKに大満足! 凸リポを笑顔で終えたみかちゃん
泉さんのお話しを伺いながらも、目の前に用意されていたカラフルなG-SHOCKのパーツに興味津々だったみかちゃん。実際に自分でパーツを選ぶ「MY G-SHOCK」体験も楽しみました。
「パーツがたくさんあったので悩みましたが、モノクロでちょっと大人っぽいG-SHOCKを作ってみました!ワンポイントで青を入れたのもこだわりです。制服にも似合いそうです。友だちと一緒にデザインするのも楽しそうだなと思いました!G-SHOCKのことは知っていたけど、こんなに自由にデザインできるのは知りませんでした。G-SHOCKの歴史や開発のお話も興味深かったので、泉さんのお話が聞けて楽しかったです!」
❚ TikTok動画
❚ サービス紹介
今回紹介した「MY G-SHOCK」はこちら
❚ 企業情報
1957年6月設立。主な事業内容は時計、電子辞書、電卓、電子楽器などのコンシューマ向け製品や、ハンディターミナル、電子レジスター、データプロジェクターなどのシステム機器の製造と販売を行う。
❚ リポーター情報
大城 みか
2005年3月9日生まれ、18歳
モデル・インフルエンサー活動のほか、ティーンに人気のTikTokアカウント「スーパー高校生」など出演中。
TikTok:https://www.tiktok.com/@mika0390
Instagram:https://instagram.com/mikaaa_039
【文/西岡舞子 写真/笠野志緒里】
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