❚ 気になる企業を凸撃訪問！　トツゲキリポーター

Z世代に人気の商品やサービスはいったいどのように誕生しているのでしょうか？　気になる企業に凸撃し、人気商品の特徴や制作秘話をインタビューする『凸リポ』。実際に就職や業界に興味を持っているZ世代がリポーターとなり企業を訪問します。

第三回の凸リポで訪問するのは、チョコレートやビスケット、ココア、アイス等、身近な商品を製造・販売する森永製菓株式会社です。Z世代を代表してトツゲキリポーターの色葉ゆめちゃんが、人気の「ダース」に新作が登場するという噂をキャッチ！　さっそくマーケティング担当の吉積さんにインタビューを行いました！

❚ ミルクにこだわったチョコレート！　Z世代も大好きなダースの新作に凸リポ！

森永製菓株式会社は1899年に創業し、「おいしく、たのしく、すこやかに」をコーポレートメッセージに掲げ、菓子や食品等さまざまな商品の製造と販売を行っています。「チョコボール」、「ダース」、「小枝」といったチョコレート菓子や、人気アイスの「チョコモナカジャンボ」は幅広い世代から人気。今回はその中でも「ダース」の新作に注目しました！

1993年の誕生以来、ミルクにこだわりおいしさを追求してきたダース。コクのあるミルク感となめらかな口溶けの良さが大きな特徴で、定番の「ミルク」だけでなく次々と登場するラインナップも話題です。そして9月19日に発売されたばかりなのが「白いダース＜香る苺＞」「白いダース＜香るマスカット＞」です。

❚ 見た目がいいのは当たり前　だからこそのこだわりと、変わらぬミルクのおいしさを追求

色葉：こんにちは。リポーターの色葉ゆめです。今日はよろしくお願いします！

吉積：森永製菓株式会社菓子マーケティング部ダースブランドマネジャーの吉積です。こちらこそよろしくお願いします。

色葉：マーケティングというのはどういうお仕事なんですか？

吉積：お菓子の中でも、それぞれに担当がいて、私はダースを担当しています。マーケティングというのは、どんな商品を販売するか考えるところから、実際の開発、そして販売するときのプロモーション戦略を考えるのも仕事です。

色葉：商品のすべてを見ているんですね。吉積さんが担当しているダースについてもっと教えてください！

吉積：ダースって覚えやすい言葉だと思いませんか？　スペイン語で「与える」や「贈る」を意味する「DAR」と、ラテン語で「技」や「芸術」を意味する「ARS」を掛け合わせた造語なんです。「DARS」という言葉には「ダースのおいしさを多くの皆様に味わっていただきたい！」という意味が込められています。

色葉：そんな意味が込められていたんですね！　

吉積：そうなんです。今年で30周年を迎えるダースは、ここ数年で毎年10種類くらいの新作を販売しています。季節に合わせてフレーバーを選ぶこともあれば、食のトレンドを意識することもあり、どれくらいの種類を過去に販売してきたかはすぐにわかりません（笑）。

色葉：たしかに、コンビニで見かけるたびにどんどん新しい商品がある気がします！　今回販売されるのは「白いダース」の新作なんですよね？

吉積：白いダースは、より濃厚でクリーミーなミルク感が味わえるホワイトチョコレートです。

その白いダースをベースに、今回は見た目と香りにこだわった「白いダース＜香る苺＞」「白いダース＜香るマスカット＞」の2種類を発売します。是非実際にパッケージを開けてみてください。

色葉：すごい！　開けた瞬間にふわっとフルーツの香りが広がりますね。見た目も三層になっているから、ホワイトチョコが苺やマスカットチョコレートをサンドイッチしてるみたいでかわいいです。

吉積：まさにZ世代の人たちにかわいいと思ってもらいたかったので、そう言ってもらえるとうれしいですね。ダースの見た目を変えられないか、と考え出したのがきっかけなんです。見た目も香りも楽しい商品を作りたいと思っていました。フルーツの中でも、香りもよくて人気のある苺とマスカットを選びました。

色葉：見た目にこだわったのは何か理由がありますか？

吉積：今は味がおいしいだけでなく、見た目がいいのも当たり前になっていると思います。「映え」という言葉ってまだ使いますか？

色葉：わざわざ映えとは言わなくなったけど、みんな見た目がかわいいものを選んでますね。

吉積：やっぱりもう映えてるとか言わないんですね（笑）。五感の中でも視覚情報は大きな比重を占めているので、そこにはこだわりたいと思いました。パッケージは、フルーツサンドを意識して輪切りにした苺やマスカットの画像を使用しています。

色葉：パッケージもかわいいと思いました！　パッケージといえば、側面に書いてある「そのフルーツ感も、ミルクのしわざ」ってどういうことですか？

吉積：ダースの本質はやっぱり、ミルクへのこだわりとおいしさだと思っています。ミルクがフルーツを引き立てるような味を目指しました。食べてもらうと、ホワイトチョコのおかげでフルーツの味も引き立っているのがわかると思います。

色葉：ホワイトチョコというと甘すぎるのかな？ と思ってしまう人も多いと思いますが、これはそうじゃないんですね。

 吉積：そうなんです。白いダースは、後味の良さを受け入れてもらっているからだと思います。

❚ コンセプトに苦労した新商品　1年以上かけて完成したダースをZ世代にも楽しんでもらいたい

色葉：この新商品を完成させるためにはどんな苦労がありましたか？

吉積：コンセプトを考えるところからだと、商品開発に1年以上かかりました。これはけっこう長いほうですね。開発期間は半年程度という商品もあるので倍以上です。その中で、今回1番苦労したのがコンセプトでした。

色葉：アイデアはどういう時に浮かぶんですか？

吉積：チームのメンバーとの何気ない会話がヒントになったりもするんですよ。今回はちょうど色葉さんと同じ年代の、まさにZ世代の人たちをターゲットに商品開発を行いました。

色葉：絶対みんな好きだと思います！

色葉：新商品のどんなところを楽しんでもらいたいですか？

吉積：やっぱり、香りを楽しんでもらいたいですね。あとは華やかな見た目もかわいいと思ってくれたらうれしいです。

色葉：SNSにアップしたり…。

吉積：そうですね！　みなさんがかわいくダースをSNSに掲載してくれるのを見たいです。そして新商品を通して、従来から変わらないミルクへのこだわりも実感してもらいたいですね。30周年をきっかけに、これからもいろいろな商品をみなさんに届けたいと思っています。

❚ 試食の手が止まらない！？　ダースを味わいながらのおいしい凸リポ　　

取材をしながらダースの新商品を試食させてもらったゆめちゃん。

「どちらもフルーツのフレッシュなおいしさが口の中に広がってびっくりしました！　甘すぎるチョコレートは苦手だけど、ダースは口溶けも後味も大好き。見た目もかわいいし、香りもステキなこの新商品のこだわりをしっかり聞けたのがすごく勉強になりました。Z世代の私たちが好きそうなポイントを押さえていて、さすがだと思いました！」

❚ TikTok動画

https://www.tiktok.com/@ingteens/video/7280840036054994178?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7192510499253323265

❚ 商品紹介

今回紹介した商品はこちら

白いダース〈香る苺〉

白いダース〈香るマスカット〉

❚ 企業情報

森永製菓株式会社
1899年創業。
「おいしく、たのしく、すこやかに」いうコーポレートメッセージ のもと、菓子（キャラメル・ビスケット・チョコレート等）、食品（ココア・ケーキミックス等）、冷菓（アイスクリーム等）、健康（ゼリー飲料等）の製造、仕入れ及び販売を行なっている。

❚ リポーター情報

色葉ゆめ　
2005年生まれ。
TikTokフォロワー30万人超えの、現役女子高生腐女子オタク系インフルエンサーとして人気を集めており、ドラマやバラエティ等、多岐にわたり活動中。
初の冠ラジオ『腐教してもいいですか？！～ゆめとちょまどのここでしか話せないBL話～』AuDeeにて配信中。
TikTok：www.tiktok.com/@yumecha_821
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【文/西岡舞子 写真/笠野志緒里】