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【凸リポ】サンスター文具株式会社「dot e pen(ドット・エ・ペン)」

トレンド調査・インタビュー 2023.05.24

気になる企業を凸撃訪問! トツゲキリポーター

Z世代に人気の商品やサービスはいったいどのように誕生しているのでしょうか?気になる企業に凸撃し、人気商品の特徴や制作秘話をインタビューする『凸リポ』。実際に就職や業界に興味を持っているZ世代がリポーターとなり企業を訪問します。

第一回の凸リポで訪問するのは、オリジナルアイデアを活かした楽しく便利な文具を次々と販売しているサンスター文具株式会社。Z世代を代表してトツゲキリポーターの色葉ゆめちゃんが、話題の「四角マーカー dot e pen(ドット・エ・ペン)」を開発した大杉さんにインタビューを行いました!
 

持っているだけでワクワクするアイデア文具を次々に展開するサンスター文具に凸リポ!

サンスター文具株式会社は1940年に創業、1952年に創立された歴史のある文具メーカーです。楽しく便利な文具や、人気キャラクターの文具など持っているだけでワクワクする商品を販売しているサンスター文具。渋谷トレンドリサーチが注目したのは、簡単にドット絵が描けるマーカーペン「四角マーカー dot e pen(ドット・エ・ペン)」です! 

マーカーの先が3mmの正方形になっているので、スタンプのようにポンと押すだけでドット絵が描けるペン。マーカーなのでもちろんラインを引くこともできるし、反対側は細字ペンになっているから細かい線や文字をキレイに書くことができます。16種類という豊富なカラーバリエーションも人気で、SNSでは本格的なドット絵に挑戦している人たちも多くいるZ世代にも注目の文具です。

レトロブームもヒットを後押し Z世代も大注目の dot e pen(ドット・エ・ペン)とは

色葉:こんにちは!レポーターの色葉ゆめです。今日はよろしくお願いします!

大杉:サンスター文具の大杉です。こちらこそよろしくお願いします。

色葉:大杉さんはどんなお仕事をしているんですか?

大杉:サンスター文具はアイデア文具をたくさん販売している文具メーカーです。僕はその中で開発を担当していて、商品のアイデアを考えたり、作ることが決まった文具のデザインをしています。だいたい2ヶ月に一度は新商品を発売しているので、毎日新しい商品のことを考えています。

色葉:デザインも考えるんですね!

色葉:大杉さんは今までにどんな商品を開発したんですか?

大杉:削らずに書けるメタルペンシル「metacil(メタシル)」やペン先が2色に分かれている「twiink(ツインク)」、ペンケースの中でもかさばらない「フラットロングイレイサー」などがあります。

色葉:おもしろい!2色線が書けるペンが気になります。ネオン風アートも簡単にできるから、ノートや手帳をおしゃれにデコレーションできそうですね。

大杉:もちろん1色だけ使って普通に文字や線を書くこともできるので、1本で何役にもなるペンなんです。

(左から「metacil(メタシル)」、「twiink(ツインク)」、「フラットロングイレイサー」)

色葉:「四角マーカー dot e pen(ドット・エ・ペン)」も大杉さんのアイデアなんですよね?改めて商品について教えてください!

大杉:「四角マーカー dot e pen(ドット・エ・ペン)」は名前の通り簡単にドット絵を描けるマーカーです。ツインタイプのマーカーなのでもちろん普通のペンとしても使えます。ドット絵というと難しそうに思われる人もいるかもしれませんが、簡単にデコレーションラインも引けるので、誰にでも楽しく使ってもらえると思います。

色葉:本当ですね!細字ペンの方で線を引いて、反対でデコレーションするとかいろんな使い方ができそうです。

色葉:大杉さんは今回のヒットの秘訣はなんだと思いますか?

大杉:商品開発をする時は、何が流行っているのかを考えますが、今回はレトロブームとうまくタイミングが合ったんじゃないかと思います。昔のゲームってドット絵で描かれているし、世界中で人気のゲーム『マインクラフト』もドット絵なんですよね。若い人にとっても新鮮でありながら受け入れやすくて、おもしろがってもらえたんじゃないでしょうか。

ドット絵の世界観を名前やパッケージにも! 社内の期待を背負っての制作 

色葉:商品を作るまでにどんな過程がありましたか?苦労した点などあれば教えてください。

大杉:ペン先の検証に一番時間がかかりました。試行錯誤の末にシンプルな四角いスタンプのような形状になりましたが、どういう形だとキレイにドットが押せるかを何度も検証しました。

色葉:最初は正方形じゃなかったんですか!まっすぐスタンプを押すように紙に押し付けるだけで、キレイなドットが作れるので気にならなかったけど、そんな苦労があったんですね。

色葉:制作段階での社内の反応などはどうでしたか?

大杉:レトロブームということもあり、これは最初からSNSでバズるのでは?という期待がありましたね。社内での反応もよかったです。

色葉:期待されていたんですね!制作秘話も教えてください。

大杉:「dot e pen(ドット・エ・ペン)」という名前にもかなりこだわりました。

色葉:おしゃれですよね。フランス語みたい!

大杉:そうなんですよ。パッと聞くと響きがフランス語みたいなのに、実は読み方は「ドット絵ペン」で、そのままなんです。ペンの軸も四角なので、パッケージのデザインも四角に統一しています。商品の世界観にもこだわっているので、おしゃれでかわいいなと思ってもらえると嬉しいですね。

色葉:そういうアイデアってどんな時に浮かぶんですか?

大杉:ずっと考えています(笑)。実際にいろんなお店に行って、他の商品を見ながら「もっとこうすれば面白いのに」と考えることもありますね。もともと「こんな商品があったらいいな」という自分が欲しいものを作りたいと思って入社したので、アイデアを考え続けるのは大変ですが楽しんでいます。

初めての凸リポにリポーターのゆめちゃんも大満足

初めての凸リポでしたが、堂々とインタビューを行ったゆめちゃん。絵を描くのが好きだということで、たくさんの文具を前に興味津々だったようです。

「お話を聞いて、今のレトロブームに的中した商品を生み出すのもすごいと思ったし、私自身も絵を描くのが好きだから使ってみたいなと思いました!インタビュー中に商品も使わせてもらったんですが、ドットを押す時の感覚も癖になりそうで楽しかったです。大杉さんも大変なこともあると言っていましたが、自分の欲しいものを商品にするのってすごい!楽しかったし、勉強になりました!」

TikTok動画

https://www.tiktok.com/@ingteens/video/7236663650755284226

企業情報

サンスター文具株式会社
1940年創業。1952年創立。
『企画とアイデアで挑戦し続けます!』という経営理念のもと、「アイデア文具」や「キャラクター文具」、「雑貨」等の企画開発を行なっている。商品企画から販売までは一貫体制。『マインドシェアNo.1文具・雑貨メーカーを目指す!』をビジョンに掲げている。
代表的な商品に「象がふんでもこわれない」でお馴染みの「アーム筆入」や携帯に便利なスティック型はさみ「STICKYLE」シリーズ、1つのペン先にペンとマーカーが一体化した新機能ペン「Ninipie」などがある。

トツゲキリポーター情報

色葉ゆめ 
2005年生まれ
TikTokフォロワー30万人超えの、現役女子高生腐女子オタク系インフルエンサーとして人気を集めており、ドラマやバラエティなど多岐にわたり活動中。
初の冠ラジオ『腐教してもいいですか?!~ゆめとちょまどのここでしか話せないBL話~』AuDeeにて配信中。
TikTok:www.tiktok.com/@yumecha_821
Instagram:https://www.instagram.com/yumeyume_22/
Twitter:https://twitter.com/yume_rei95
YouTube:https://www.youtube.com/@user-lw1pw2rb4p


【文/写真 西岡舞子】

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